よくある質問

よくある質問にお答えします。

一、薪ストーブの二重煙突について

薪ストーブで火を燃やすためには空気が必要ですが、その空気を取り入れる為には
空気の流れが不可欠です。
一般の薪ストーブでは箱の中で火を燃やし燃焼により膨張した空気を煙突から排出して空気の流れを作りストーブ下部より空気を取り入れています。この空気の流れをドラフトと呼んでいます。このドラフトの多いほうが一般的によく燃えます。
勢いよく燃やす為には燃焼室を断熱構造として、また煙突は断熱二重煙突とし垂直に屋根上まで伸ばして使うのが良いとされています。そして燃焼した炎が煙突内部を走り上がるので安全のために断熱二重煙突を薦められていますが、これは暖をとるためのストーブではなく炎を見て楽しむための道具だからです。
コロケットは暖をとることに重きをおいていますから、熱を室外に放出せず大半の熱を室内に取り込んでおり、その為に煙突の中の温度も極端に熱くならず安全性も確立しているということです。そのことからもコロケットの煙突は二重構造ではなく、

シングル煙突で十分です。
一般の薪ストーブとロケットストーブの燃焼を応用したコロケットとの大きな違いはドラフトの場所にあります。
コロケットの燃焼室は耐火材(耐火セメント)構造で1000度以上の高温でも壊れません。
この高温の炎がコロケット燃焼室上部のヒートライザー(耐火材で構成された炎道)を通過するときに大きなドラフトが発生します。そしてこの高温熱風が放熱筒上部にぶつかり
ヒートライザー外面と放熱筒内面の間をダウンドラフト(下降気流)してコロケットの排気出口より排出されます。そして高温の熱は放熱筒で室内に放出されるために排気の温度は凄く低くなります。従来の薪ストーブのようにガンガン燃やすと真っ赤になる様なことはありませんのでシングル煙突でも大丈夫です。そして煙突が焼けないのでステンレススパイラルダクトを使用すると20年以上の耐久力がありそしてまた横引き煙突7mでも問題なく排気出来るということなのです。

二、コロケットの耐久性について

コロケットの構造は、鋼板内部に仮枠を施工し耐火材を流し込んでの手作り作業です。
難しいのは耐火材施工と焼き入れです。焼き入れを失敗すると爆裂して大変危険ですから慎重に行います。
内部構造が石の塊になっていますからどんなに温度を上げて燃やしても燃焼室内部に薪を満タンに詰め込んで燃やしても耐火材は壊れない上に、また交換するような部品もなく20年以上の使用が可能です。ランニングコストもほとんど不要となります。

三、煙が少ない構造について

安価に市販されている薪ストーブは普通に燃焼させると煙がもくもくといつまでも出ます。それは、金属の箱で薪を燃やして煙突から排気するという仕組みで煙を出さない為の構造には考えられていないように思われます。このような薪ストーブでは煙を出さずに燃やすのは難しいので、今では複雑な構造の薪ストーブが販売されるようになりました。
今主流と言われているのがクリーンバーン燃焼です。
これは薪をガンガン燃やして燃焼室を高温にしてその熱を利用して燃焼用の空気を熱し煙が発生する場所に熱風を吹きかけて煙を燃やす構造です。煙を出さずに燃やす方法としてはよく考えられていますがたくさんのを消費します。そしてその熱は煙突を通って室外に捨てられるので暖房に使う熱は少なく効率の悪い燃焼方法です。そして小さく燃やすと温度が上がらず、やはり煙が外に出るというしくみです。
そこで登場したのがロケットストーブ燃焼を応用したコロケットです。
まず、未燃焼可燃ガス(煙成分)を完全燃焼させるには温度と酸素が重要になります。
コロケットの燃焼室は耐火材で覆われていて高温の維持が可能ですから、小さく燃やしても高温を維持出来ます。そして特許技術の燃焼法で燃焼空気を取り入れて完全燃焼していることから煙の発生を防げるということです。
完全燃焼させることから、あの面倒な“すす”のお掃除も極端に少なくなります。もちろん、生木ばかりの燃焼や燃焼の仕方で完全燃焼しない場合には多少の“すす”は溜まりますが従来の物とは比べものにならない位だと思います。

四、 薪ストーブに使う燃料について

また高価な薪ストーブに於いては、の種類が限定されたり、の含水率を制限されたり(乾燥が必要)となかなか薪の収集に苦労されています。もちろん、市場に出回っている薪は条件を満たしてはいますが結構高価になり日々の暮らしでは買いに行く手間や時間を考えると効率は悪いと思えます。そういう事からもお洒落重視の薪ストーブは部屋の飾りに終わっているケースが多く見受けられます。
しかしコロケットに於いては焚きつけの最初だけは乾燥した(廃材でもどの種類の薪でも)を使用して燃焼室内部温度を上昇させる必要こそありますが、その後はどんな薪でも湿った生木でさえも使用可能です。しかも、従来の薪使用量も半分以下になります

五、何故横引き煙突が可能なのかについて

一般的なストーブは燃焼炉の中で気体が膨張して上昇気流をつくり煙突の上に上がります。
それを横にすると煙の行き場がなくなり燃えなくなります。
しかし、コロケットはロケットストーブの特質を持っており完全燃焼していますから煙の発生が少なく横引き煙突が可能となっているのです。
7m迄は実験しており可能と謳っていますが実際は10mでも大丈夫かと思われます。

六、煙突掃除の件

コロケットの”すす”は従来のストーブに比べると比較にならない程少ないのですが、やはり燃焼の仕方、環境で左右はします。
今、現在お使いいただいているお客様のお話を引用すると直径10センチの煙突の下に一年でうっすら2センチほど三日月型に溜まってきたと話を伺いました。
一年に一度位で十分ですので煙突の角につけられた蓋を外していただきもし溜まっていたらそこから”すす”のお手入れをしていただければと思います。

七、木酢液について

コロケットは排気温度が低い為、特に着火時に結露を発生して木酢液が発生する場合があります。
木酢液の効用は今更ですが、優れた特性を持っています。
コロケットでは高温の燃焼室でタール成分を燃焼させているからコロケットより発生する木酢液にはタールを含んでおりません。

●木酢液の優れた特性
☆木酢液は強酸性のため殺菌作用が強い(水虫には特に効果的)
☆水のクラスターを小さくするために肌に優しいまろやかな水を作ります。
☆200種以上の有機酸が含まれているため新陳代謝が活発になります
☆新湯がなめらかになり、柔らかくなるためお肌に優しいお湯になります。
☆遠赤外線効果で保湿成分も高まりカサカサ肌も徐々にしっとりし、その効果で痒みも少なく身体がほかほかに芯から暖まり湯冷めしなくなります。
(お風呂掃除も入浴槽の滑りがなくなり楽になります)
アトピー性皮膚炎にも効果的と言われています。

八、設置場所周辺の条件について

~階段下の設置でも防火上安心です。~
ブログにありますご利用者様の設置ですが、壁面と階段下にはケイカル板を下地にしその上にタイルを貼って耐熱構造を施しております。
そちらのお客様にはご購入時から施工工事後も特にコロケットを気に入っていただき度々ご連絡をいただいております。

今から施工されるお客様には耐熱壁を置いていただいております。壁もしくは柱の炭化を防ぐ為にもストーブ近くに接する壁には一枚は必要です。壁と耐熱壁の間に少しだけ隙間を開けていただき120×120㎝位の鉄板・もしくはレンガ・ケイカル板(キッチンパネルを表面に貼ると手入れがし易く見栄えもします)等が適しています。ご相談いただければ弊社でも準備させていただきます。 ストーブの床面はそれほど熱くはなりませんが、灰がこぼれた時や掃除の点からもストーブの下にはを貼っていただくか置いていただくのが良いかと思います。また、ストーブの重量を分散させる為にも有効です。

ケイカル板コロケット

ケイカル板を耐熱壁として置いています。

鉄板コロケット

左側に柱があるので鉄板を設置

耐熱壁と床のコロケット

コロケットで製造した鉄板耐熱壁と御影石の前をカッティングして置いています。

弊社においても防火上では特に気をつけておりますのでいろいろアフターでもお客様からご意見を頂戴しております。

燃焼させる燃料により煤掃除の頻度は各々異なってはきていますが、基本一年に一度位で良いかと考えています。ストーブの着火が遅かったり逆流したりする場合は煙突の詰まりが原因と考えられますのでその際は煙突の曲がりの蓋を開けていただき点検していただくようお薦めしています。
弊社としては、売りっぱなしではなく気に入ってお使いいただけるよういろいろな意味で出来る限りアフターケアをして参る所存です。
そういった意味では、ご安心していただけたらと思っております。

九、送風機の使い方について

コロケットの送風機は着火時や生木をくべた時、又は上で料理等をされる時等ストーブの温度を急激に上げたい時にはとても有効です。

昔からある”ふいご”の役目を電気で担ってるとお考えいただければ分かりやすいと思います。

このような送風機を使用出来るストーブは他にありません。

一般的なストーブですと、炉の温度が上がり過ぎて壊れてしまいます。

コロケットの燃焼室の中は1,000℃を越えても壊れないので大丈夫です。

また、送風機がなくても普通以上には燃焼いたします。送風機を使うと尚良いということです。

ドラフトが弱いという事は全くありません。ロケットストーブ燃焼構造なのでドラフトは抜群に強いです。

使用しなくてはいけないのではなく、使用すると便利な点がいくつかあるという事です。

いつでもご見学いただきますと詳細をご説明させていただきます。

また、遠方の方はメールかお電話をいただきましたらどんな事でもご返答させていただきます。

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